上牧温泉のある「月夜野(つきよの)」という地名は、「月に関係のある地名なのですか?」「月夜野ってとってもきれいな名前ですね」とお客様からよく言われます。
地名には言われや由来がありますので、やはり、月がきれいな場所だからついた名前だと思います。
調べてみると、平安時代、天暦10(956)年の仲秋の夜に、都の歌人、源 順(みなもとのしたごう)が、東国巡行の際にこの地を通り、三峰山に昇る月を見て、「よき月よのう」と感銘したのが由来なんだそうです。月が綺麗なのは、平安の昔からだったのですね。
月の美しさはいまも健在で、日本屈指の"美しい月"を認定する「日本百名月」の認定登録第6号に「月夜野の月/指月会」が選ばれています。
毎年、中秋の名月の夜に行うお月見のイベントで、8回目の今年は9月15日に行われました。
「大峰山 嶽林寺」境内が1000個のキャンドルで彩られ、篠笛の演奏会やお月見団子の販売などが行われます。 当館でも「月」を楽しむイベントを行っていく予定です。
月夜野にくるときには、ぜひ夜空の月をいつも以上に眺めてみてくださいね。