第75回 薬草・野草を知る観察会


9月24日~25日 毎年、春と秋に開催している恒例の観察会が秋晴れの中、行われました。
東京薬科大学名誉教授の指田豊先生をお迎えして、
今回のテーマは「知っておくと便利な漢方薬」でした。

初日は室内講義



風邪、鼻、のどの症状は・・・イライラ、クヨクヨには・・・体力回復、老化防止に・・・
胃腸を整える・・・けいれん、こむら返りに・・・肥満の随伴症状に・・・

体力回復、老化防止に効果が期待できるものを少々ご紹介いたします。

八身味地黄丸(ハチミジオウガン)
配合生薬 地黄(ジオウ)、サンシュユ、山薬(サンヤク)、
タクシャ、ブリョウ、牡丹皮(ボタンビ)、桂皮(ケイヒ)、附子(ブシ)

効能  主に中高年以降の人で、疲れやすい、手足の冷え、
腰痛、ほてり、尿量減少、とくに口の渇きなどの症状がみられる場合の腰痛、
前立腺肥大、勃起障害、高血圧、腎炎、糖尿病、坐骨神経痛、
高齢者のかすみ目、むくみ、排尿困難、頻尿などに用いられます。

十全大浦湯(ジュウゼンダイホトウ)
配合生薬 人参(ニンジン)、オウギ、ソウジュ、ビャクジュツ、ブリョウ、
トウキ、シャクヤク、ジオウ、センキュウ、ケイヒ、カンゾウ。

効能  消耗性疾患や病後の体力低下、疲労倦怠感、神経衰弱、食欲不振、
貧血、手足の冷え、寝汗、胃腸虚弱、胃下垂などに用いられる。


翌日は21世紀の森へ野外観察。
帰りは、まこちゃんブドウ園で美味しいぶどう狩りを楽しみました。




次回、第76回 春の薬草・野草を知る観察会は、2018年5月27日~28日 テーマは「ハーブと香り」です。アロマを調合しオリジナルのアロマペンダントを作成します。皆さん、ぜひ、ご参加ください!


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